いつかのわたし

ちび子と二人で夕飯のお買い物に行ったら、
小さな子供が大泣きする声が聞こえてきました。
ちび子も心配して、
「どうしたのかな、転んだのかな?おなかがすいたのかな?だっこしてほしいのかな?」と
わたしの横を歩きながら、声の主を捜しました。

だんだんと泣き声が近づいてきて、通路を見ると、
もうすぐ2歳かなっていうくらいの小さな男の子が声の主でした。
その前で、お母さんらしき女性がしゃがみ込んでいます。
子供をなだめるためにしゃがんでいるのかな?と思ったら、
お母さんも切なかったのでしょうね、
自分の耳を両手で塞いで、
小さく丸くなって、しゃがみ込んでいたのでした。

本当は、ものすごく声を掛けたかったです。
大丈夫?って。
お子さんじゃなくて、そのしゃがみ込んでいるお母さんに。

うちの子はずっとおんぶでしたので、
外で泣くことはほとんどありませんでした。
でも、夜に、わんわん泣くんですよ。
こちらも眠いし、近所の迷惑も心配だし、
ほんと、子供に泣かれるのはつらいですよね。

もしも、あの頃のわたしが、
知らない先輩ママに声を掛けられたらどうかしら・・・と想像すると、
やっぱり声を掛けられませんでした。
きっとご自分をもっと責めてしまうと思ったから。
わたしが駄目な母親だから、知らない人にまで口を出されるのだと
泣く子を前に、もっともっと途方に暮れてしまったでしょう。

気になりましたが、そっとその親子から離れました。

しばらくすると泣き声も聞こえなくなり、
心配したちび子がそーっと見に行ったら、
小さな男の子はカートに座らせてもらっていたそうです。
「きっと疲れちゃったんだね」
ちび子がそう言うとおりなのでしょうね。

レジを過ぎたら、わたしにもその親子が見えました。
心の中で、「お母さん、大丈夫だよ、あなたはがんばってるよ」と
エールを送りました。
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