「新手藝ドローン・ウォーク」

バテンレースを始めてから、せっせせっせと集めた資料。
全部をご紹介するのはとても無理ですが、
昭和の手芸本、海外の手芸本、すばらしいものがたくさんです。
わたしのお宝を、少しずつ、ご紹介していこうかと思ってます。
へへ、ちょっと自慢させてくださいね。



一番のとっておきはこの本。

河野富子著 「新手藝ドローン・ウォーク」

book (2)

もうケースからして素敵でしょう?

ケースから取り出すと、格好いい黒表紙。
ドロンワークの写真が効いてます。
背表紙は経年劣化が大きいですが、それも味とさえ思えてきます。
book_20130416183653.jpg

東京 松邑三松堂 昭和9年初版。
この本は昭和11年発行のものです。
当時価格が3.30円とあります。

内容は、もう、泣きそうになるくらいの充実ぶりです。
いつだったか、過去記事に書いたことがあるように思いますが、
昭和初期の手芸書は、本当に丁寧に細かく手順が記載されています。
洋書に比べて読みやすいかというと、
必ずしもそうでもないんですよ(^_^;)
仮名遣いが古すぎて、頭の中で変換する一手間が必要です。
でも、図や写真がとても分かりいいので問題はありません。


ドロンワークといえば、
DMCの「JOURS SUR TOILE」をよく参考にしますが、
掲載点数からいけば、この本の内容も負けていないと思います。


昭和初期の本を何冊か開くと、あることに気づきます。
どの本も、技法説明に入る前に、
序章として、その手芸の持つ歴史や地域性など、
背景の説明にかなりのページ数を割いています。

この本においても同様で、
レースの分類から日本への伝来まで、19ページにわたって記載があるのです。

日本女性がようやく手芸を楽しめるようになってきた時代、
これらの本は、
レースがどういうものかから伝えようという家庭科的な意味合いも持っていたのでしょうかね。

もちろん、その文章中に「新潟縣高田」の字を見つけることができますよ。

文章中、かなり気になる記載があるのですが、それは内緒にしたいと思います。
調べ作業って、まるで化石発掘するときのようなワクワク感がありますもの。


河野先生の本、まだ数冊あるので、またご紹介したいと思います。
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