さよなら、しょうゆ団子

新潟には伊勢屋さんという、おいしいお団子屋さんがありました。
ありましたって、過去形なのは、
今日で伊勢屋さんはお店を閉めてしまったからです。
めちゃくちゃ悲しい

ここのしょうゆ団子は絶品です。
わたしが小さい頃から、時々おやつに食べさせてもらったし、
わたしが母親になっても、
保育園の帰り道に、子供たちと一緒に、
夕方でちょっとお得になったお団子を買って帰るのが楽しみでした。
幼い頃、こんがり以上に日焼けして、ぷくぷくまるまるとしていたわたしは、
祖母から「○ちゃん(わたし)は、しょうゆ団子みたいだねー。おいしそうだわー」と
かわいがられたものでした。

お団子だけじゃなくて、
季節の和菓子も、きれいで、優しい甘さで、大好きでした。
笹団子も、もちろんおいしかった。

そんな、昔からあるのが普通のお団子屋さんが、明日からは無くなってしまうなんて。

ご主人が高齢であること、後継者がいないことがお店を閉める理由だそうです。

わたし、閉店の知らせを新聞で知ったときは、
本店だけが閉めるのだと勘違いしていました。
スーパーやデパートにもテナントがあって、
近くに工場があるのも知っているので、
多くの従業員さんが働いているのだろうし、
廃業なんてことはないと思っていたのです。

ところが、夕食の買い物に出た折、
そのお団子屋さんのテナントを片づけている様子が見えました。
閉店のお知らせの紙も掲げてあります。
えーっ、すべての店舗が閉店するんだ・・・。
あのお団子、もう食べられなくなっちゃうんだ。

ショーケースはきれいに拭かれた後で、
商品はなーんにも入っていませんでした。
今日は大勢の方が買いに来られたことでしょう。

長く続いてきたもの、
いつも普通にあった、町の一部になっていたお店が
また一つ、なくなってしまいます。
郊外にショッピングセンターが次々にできて、
どれもみーんな似たようなお店が並んでいて、
バーゲン時期は、そういうところでのお買い物も(お金さえあれば)楽しいけれど、
でも、それでいいのかな、、、と。
変化を寂しく感じるのは、わたしが年を取ったからかなぁ。
変わること、前や上ばっかり向いてることが、
必ずしもいいことだとは言えない気がする。

市街地の個人商店では、みんな似たような問題を抱えているのでしょうね、きっと。

あー、最後に、お団子、食べたかった。
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