ビーズバッグの本

わたしが中学生のとき、従兄が結婚することになり、
新郎方親族の若い女子であるということで
花嫁さんを迎えに行くという大役をおおせつかりました。
そのため、わたしの母は、皆様に失礼のないようにと、
わたしに、振袖一式を用意してくれたのですが、
そのときに一緒にビーズのパーティーバッグも誂えてくれました。
このバッグが素敵なんです。
淡いピンク色の小さなビーズがキラキラと行儀よく並んでいて、
口金も、凝った細工になっているものでした。
今でもこのバッグはわたしのところにあって、
大切な行事の折には持っていく、大好きなバッグです。

そんなゴージャスかつ緻密で繊細なビーズバッグを
ご自分で作ってしまう方も世の中にはいるのですよね。
尊敬します。憧れます。
今回は、そのビーズバッグの本をご紹介。

昭和37年 日本ヴォーグ社発行 「流行のbeads ビーズ」
流行のbeads

表紙にも書いてありますが、作品数が69点と非常に多いです。
このサービスのよさは昭和の手芸書の特徴ですよね。
お得感がたまりません。
ビーズ刺繍とビーズ編みの2つの技法を用いての作品が掲載されており、
その基本的なやり方についても比較的丁寧に説明があります。
そして、それら装飾を施した表布を袋に仕立てるについても
細かな説明が記載されています。
さすがヴォーグ社です。


昭和40年 日本ヴォーグ社発行「流行の手芸ビーズ 第2集 65’-夏」
流行の手芸ビーズ
こちらはさらに作品数が多くなり、88作品ものボリュームです。
ウハウハです。
初心者にも取りかかりやすいような小物作品が増えています。
時計のバンドなんかは作りやすそうです。
そして、熱帯魚の形の小銭入れ以降、
ユーモラスな動物シリーズが続きます。
fish.jpg monkey.jpg
cat.jpg bear.jpg
このほかにもまだありますよ。
ひらめなんてのもあるんです。
昭和感たっぷりです。いいです。たまらんです。
もちろん、ゴージャスできらびやかなパーティーバッグや
着物に合わせたかっちりとしたバッグも掲載があります。
着物バッグ


実は、これらバッグの本は、わざわざ求めて買ったものではなく、
ニードルレース本欲しさに買った山の中に含まれていたものです。
以前、整理をしていた際に見つけて、調べてみたら、
なんと、お高いのですね。
さらにお得感アップでした。

ビーズ編みではないのですが、この2冊と並んで置いてあるのは
昭和36年 婦人画報社発行 「婦人画報デザイン レース編みのバッグ」
レース編のバッグ
こちらも素敵なデザインのバッグが丁寧な作り方説明とともに30作品。

作り方の前にまず書いてある注意がいいではないですか。
正しい姿勢で」と太字で記載があります。

「まず背柱をまっすぐのばして下さい。」
「次に背を両脇にぴったりとつけ、肩の力を抜きます。」
「編みものと眼の距離は25糎位はなして編みますと疲れが少ないものです。」

大事なことですね。
レトロ手芸書集めは、これだからやめられないです。
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2 Comments

misaohari  

ちどりさん やっぱりお宝本お持ちですね。自分で作るか、仕立屋さんや器用な方に作って頂かないと手に入らない時代で、内容の充実度も違うのでしょうね。趣味の世界と言うより生活の糧でもあっのですよね。本もお安いものではなかったのではないでしょうか。母が高校の授業で作ったビーズ刺繍のバッグを以前見せてもらいました。糸が切れたりビーズが変色してしまって、使うことはできませんが、とっても手が込んだものでした。ビーズの使えるところだけ使ったらと言われましたが、もったいなくて……。
コッポ編みもやったことがあるそうです。残念ながら本や道具は持っていませんでしたが。

2014/07/21 (Mon) 18:36 | EDIT | REPLY |   

ちどり  

misaohariさんへ♪

ご訪問ありがとうございます。
素敵なお母様ですね。教えていただけることがたくさんありそうです。

確かに、昭和の手芸書を見ますと、
女性が技術を身につけるための指南書が多いですね。
この本でも、ビーズ編みの場合は自分でバッグに仕立てられるが、
ビーズ刺繍の場合は仕立て屋さんに頼むと書いてあります。
こんなにきれいなものを自分で作れたら、どんなにか、いいでしょう。
わたしが作るには道のりが遠すぎて、トライする気持ちが起きませんが、
せっかく本棚から出してきたので、しばらく眺めて楽しもうと思います。

2014/07/21 (Mon) 21:55 | REPLY |   

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