「嫁入叢書 手芸篇」 

きました、きましたよ、待望の古書が。
嫁入叢書 手芸篇ケース
↑これは本のケース。レトロな絵がかわいいですよね。

取り出してみますよ。
嫁入叢書 手芸篇裏表紙
ああ、これまたかわいい表紙絵。

更に表紙を開けてみますよ。
嫁入叢書 手芸篇見返し
見返しの挿し絵は和風。夫婦鶴ですね。

昔の本は、こういった装丁もたまらないです。

で、本のタイトルはといいますと、
山脇敏子著 「嫁入叢書 手芸篇」 昭和4年 実業之日本社 発行です。
嫁入叢書 手芸篇表題

いやー、やっと手に入れました。
この本、国会図書館のデジタルライブラリでも見ることができます。
でも、あれにはケースの画像はないし、
本体もモノクロ複写なので、こんなにかわいらしい表紙だとは知りませんでした。
あらゆるものがデジタルに移行になっても、わたしはやっぱり、本は紙を指でめくりたい派です。

何より一番頭に書いてある文章が時代を感じますよ。
「嫁入は婦人一代の大事であります。」
時代を感じるとは書いたものの、いや、これは今も昔も変わらないことですね。
一生をともにする人を決めるというのは、現代の女性にとってもおおごとでありますからね。

この嫁入叢書、
料理編、和服裁縫編、美容編、婦人衛生編、育児編、住宅編、趣味編、
そして、この手芸篇と、8巻があるようです。
この手芸篇には刺繍やレースの基礎とそれを応用した作品が掲載されています。
手芸のたしなみも、嫁入り前の女性が得るべき「家庭知識」とされていたということなのですね。

欧風刺繍だけでなく、絽刺しや紗刺し、今、世界的に流行りのつまみ細工等、和の手芸も掲載があります。
基本技法の後に、小箱など、その技法を用いて作る作品が幾つか載っています。
気になるのが切嵌手芸。押し絵とは違います。
そして、アプリカッション(切貼手芸)(※アップリケのことかと思われます)とは似て非なるもので、
それより遥かに精巧なものだというのです。
非常に緻密であるがために、面白みに欠けてしまい、大した発展を遂げなかったものと
山脇先生は推察されています。
この本には写真がないので、切嵌手芸が一体どのようなものなのか、いまひとつ具体的に描けないのですが、
それを調べるのもこれからの楽しみです。
知らないことがあるって、今後の楽しみがあるってことなんだな。

そうそう、手芸和古書好きの皆さま、この本でも「ウォーク」いっぱいです(笑)

前の記事に書いた「探している本」って、実はこの本のことではないのです。
もちろん、これもずっと求めてはいたのですが、もう1冊、他に探している本があるのです。
この嫁入叢書のように、また運よく見つかることを期待しておきます。


早速、切嵌手芸をサーチしましたら、ぽつぽつヒットしました。
画像元はどれも大阪歴史博物館の展示物のようです。
ああ、これはどうあっても訪阪せねばなりません。
さて、何とか各方面から(金銭面、時間面)ひねり出さねば。
関連記事

 わたしのお宝本

0 Comments

Leave a comment