白菊 ~リングの糸ボタン~

白菊
父があちらに行ってしまってからは、夏というと思い浮かべる花に白菊が加わりました。
時々、無性に父に会いたくなります。
こういうとき、父だったらどう言うだろうと考えます。

子供の頃は、
ただただ夏はまぶしく、明るく、木々の緑も、花の色も、空の色も輝度が増して、
虫の声も風の音までもきらきらして目に見えるような気がしていたのに、
大人になってからのわたしの夏は、セミの声はやかましいのに、わたしの耳までそれが届いていないというか、
外の賑やかさや明るさは感じながらも、不思議と自分の周囲だけ、しんとしています。
気が付けば、そのセミの声も聞こえなくなりました。
季節は確実に巡るんだな。
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