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糸ボタンを作り始めた、ほんとうに最初の頃、
何とか日本でも材料が手に入らないかと探し回って、
ようやく木のドームボタンを見つけたお店があります。
価格も良心的で、そのときに置いてあったドームボタン、全部買い占めちゃった。
小さなお店で、在庫を抱えないようにしていたようで、
こちらが要望すると、海外在住のご家族を経由して入荷するという感じでした。
2日前、そのお店から閉店のお知らせが届きました。
店主さんが、やりたいことがあるのだとか。
最後のドームボタンとコードを買いにいかなくちゃ。

やりたいことか…。
今は退職しましたが、若い頃に就きたかった職業には就くことができました。
これってかなり幸運なことです。椅子の数も少ないものでしたしね。
で、今の「わたし自身」のやりたいことはといえば、ぼんやりしていて、クリアに見えていないです。
仕事も”サイレントマン”を選んだほど、昔からあまり目立つことは好きではないし、
そっと静かに、好きなものだけ作って、子供の成長を見守りつつ、過ごしていたいなーと思っていました。
そんなこともあって、SNSのアカウントを他に持っていても、閲覧専用で投稿はせず。
実生活では友達もいないですしね
このブログでハンドル名を名乗って、好きなことを言って、好きなものを作るのみにしようと思って。
でも、好きなことを続けるために、動かなきゃいけないこともあるのかもしれないと思えてきました。
これってけっこうな大ごとで、こんなふうにちらっと言うことではないのかもしれないですが、
実は、Ginaさんからは、彼女の商品を仲介したり、それを使って糸ボタンを教える許可をいただいています。
有り難いことです。本当にうれしいことです。
わたしを信頼してもらえたという、この幸せ。
彼女のボタンメーキングの商品を日本で一番理解しているという自信はわたしにはあります。
しかし、彼女の作品、商品の良さが、どのようにしたらきちんと伝わるのか、
最良の方法はどこにあるのか、考えねばなりません。
まずは12月の大阪オフ会で、ブロ友の皆さんに楽しんでいただくことから始めよう。
実際に作ってきたわたしだから伝えられることもきっとあるはず。
大阪に集まってくださる方々は、皆さん、わたしに好意的な方ばかりなので、
とても楽しみで、安心していられます。
でも、世の中には、わたしに好意をもってくださる方ばかりではないというのも、もちろん承知しています。
いいかげんに年は取っていますからね(笑)
実際に経験もしました。
なので、閉め切ってきたわたし自身の扉や窓を開けることが、正直、怖い気持ちもあるんです。
でも、怖いけれど、少しずつ、扉を開けよう。風を通そう。
眼前の霞が晴れてから、また考えよう。


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